ユナイテッド航空がパイロットの勤務前「断酒時間」を4時間延長

<搭乗直前の検査でパイロット2人からアルコールが検出されたことを受け、断酒規則を厳格化>

米ユナイテッド航空は、同社のパイロットが勤務に就く前の「断酒時間」を4時間延長すると発表した。

「ボトルからスロットルへ」と呼ばれるこの新しい規定では、パイロットは勤務開始の少なくとも12時間前までに飲酒をやめなければならない。

従来の規定では「8時間前」とされており、それは米連邦航空局(FAA)の基準に従うものだった。

4時間の前倒しは、同社のパイロット2人が8月3日にスコットランドでアメリカ行きの便に搭乗する直前の検査でアルコールを検出され、逮捕されたことがきっかけだ。ユナイテッド航空は10日から新規則を適用。規則厳格化の理由を、同社が運航している世界各国の基準に合わせるためとしている。

FAAの規則では、パイロットの血中アルコール濃度(BAC)が0.04%以上だと操縦できないことになっている。ただしパイロット本人がしらふのつもりでも、そしてBACがFAAの基準値未満であっても、問題が起きないとは限らない。ユナイテッド航空が運航している一部の国では、パイロットの勤務前にBACがゼロであることを求めているからだ。

ユナイテッド航空は、断酒時間を4時間延長することでパイロットの体内からアルコールが抜け、頭をはっきりさせる時間を確保できると考えている。

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