インドネシアでパプア人がデモ、一部で暴徒化 警察による差別発言に一斉反発

<大小1万以上の島々に複数の人種と民族が暮らし「多様性の中の統一」を掲げる国だが、その実現はいまだ道半ばだ>

インドネシア最東端にあるニューギニア島西半分を占める西パプア州、パプア州のマノクワリ、ソロン、ジャヤプラなど各地で8月19日、パプア人が街頭でデモ行進し、一部が暴徒化して公共施設に放火。警察部隊が鎮圧に乗り出し衝突するなど緊張が走っている。

パプア人によるデモの理由は、17日にジャワ島・東ジャワ州の州都スラバヤにあるパプア人大学生の学生寮に警察が侵入し、学生の身柄を拘束したことに端を発した。警察はネット上でインドネシア国旗を侮辱する行為があり、それが同学生寮で起きた事件との情報に基づいて強制捜査に乗り出した。しかしその後ネット上の情報はデマだったと判明したばかりか、身柄拘束の際に警察官や周辺の住民がパプア人に対し「サル」「ゴリラ」「コテカ(ペニスサック)をまだつけているのか」などと、人格を傷つける暴言を吐いたことがニュースで伝えられ、パプア人全体の怒りを招いたことが原因といわれている。

17日はインドネシアの74回目の独立記念日で国を挙げて紅白の国旗を掲げて祝賀ムードに包まれていた。そんな中ネット上で拡散された「破損された国旗が側溝に捨てられている」という映像と、同学生寮から国旗が一時消えていたことを結び付けて「パプア人学生が国旗を辱めた」との情報が拡散。

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