女性のお腹で次第に成長するしこりは、双子の片割れだった

<お腹から出てきたのは「毛の生えたチーズのような塊」で、歯や骨もあった>

インドに住む17歳の女性の腹部で、その女性の「双子のきょうだい」が育っていたことが明らかになった。女性の手術を執刀した医師によれば、長さ35cmほどの塊から、骨、歯、毛髪、さらには「その他の身体部位」が確認されたという。今回見つかった「胎児」の大きさは、過去最大だろうと医師らは述べている。15歳以上の女性で発見されることも珍しい。

この女性は、腹部の痛みを訴えて病院を訪れた。腹部には5年ほど前からしこりがあったが、徐々に大きくなり、断続的に痛みが生じるようになっていた。

全インド医科大学の医師らが検査したところ、腹部全体に影響を及ぼしている塊は、固く、不規則な形であることがわかった。さらにCTスキャンなどの検査で、塊には軟組織、椎骨や肋骨らしきもの、さらには石灰化した身体の部分が含まれていることが明らかになった。

医師チームはこの検査結果から、女性の症状は「封入奇形胎児(胎児内胎児、FiF)」の可能性があると判断した。FiFは発達異常の一種。原因はわかっていないが、子宮内で双子の片方が他方を吸収した結果として生じる可能性があると考えられている。別の説では、FiFは極端なタイプの奇形腫(胚細胞性腫瘍)だとされている。これは、胚細胞(卵子,精子)のもとになる細胞(原始生殖細胞)が腫瘍化したもので,毛髪、筋肉、骨などを含む場合がある。

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