不法移民の子供たちを無期限に拘束するトランプ政権の非道

<子供の拘束を20日間までとする「フローレス合意」を覆すトランプ政権の動きに民主党からの批判が高まるが>

米トランプ政権は不法移民の子供を保護しない方向に、また歩を進めた。不法移民の子供の拘束期間の制限を撤廃するのだ。

トランプ政権は不法移民を減らすため、中米などから難民認定を求めて不法入国した移民に刑事罰を問う「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策を導入。子供を20日間を超えて不法移民収容施設に入れることはできないと定めた「フローレス合意」があるため、不法移民の親が拘束されると、子供は引き離される。トランプ政権の政策に批判的な人々は、乳児を含む子供たちを親から引き離すのは非人道的だと主張してきた。

2020年の米大統領選でトランプ陣営の幹部を務めるアンドルー・クラークは、これまで数々の民主党大統領候補が移民の家族をバラバラにするなと主張してきたとして彼らの発言を列挙したメールを発信した。新規則でお望みどおりになるという言い分だ。「家族が一緒にいられるようにすることが政府の最優先課題だと主張していたではないか」と、そのメールにはある。

しかし、民主党候補たちが賛同するわけがない。カマラ・ハリス上院議員は「拘束の長期化が、どうして国境の安全を確保し、越境暴力組織を制止するというのか」とツイート。エリザベス・ウォーレン上院議員も「フローレス合意で21日以上の拘束を禁じてきたのに、大勢の子供を危険にさらそうとしている」と、ツイッターで批判した。

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