28歳女性役員が"年上社員"に使った作戦

28歳女性役員が"年上社員"に使った作戦

写真=iStock.com/kuppa_rock

人とのコミュニケーションには言葉が欠かせない。言葉を駆使して人生を勝ち上がる人は、どこが違うのか。各界を代表するプロフェッショナルに極意を聞いた。第4回は、MAYA SYSTEM取締役の徳田和嘉子取締役だ――。(全4回)※本稿は、雑誌「プレジデント」(2018年6月18日号)の特集「聞く力入門」の記事を再編集したものです。

現在はモバイル関連企業で取締役を務める徳田氏は、事業再生ファンド「ネクスト・キャピタル・パートナーズ」に在籍していた2012年、福岡のラジオ局CROSS FM(クロスエフエム)に出向、経営が行き詰まった同社の立て直しを指揮した。最初は社長室長として赴任、同年中に副社長、翌年6月に社長に就任。2年間の社長在任中に業績を回復させ、事業再建の使命を果たし、退任している。男社会の九州で、20代の女性であった徳田氏が全社のリーダーと認められるまでは、苦労の連続だった。

■「東京から生意気な若い女が来るらしい」

私が出向した当時のCROSS FMは社員20人ほど、男女比は6対4ぐらいでした。一番若い人でも33歳、上は58歳の方もいて、28歳だった私にとっては全員が年上です。

着任した私が「初めまして」と挨拶しても、みんな返事もせず、こちらを見てもくれません。無視して部屋に入り、中からガチャッと鍵をかけられたこともあります。

1 2 3 4 5 次へ

関連記事(外部サイト)