スープ店の"閑散期"に男性が殺到する理由

スープ店の"閑散期"に男性が殺到する理由

これらカレーを目当てに男性客が店に殺到した(写真提供=スープストックトーキョー)

どの業界にも売り上げが落ちる閑散期がある。外食チェーン「スープストックトーキョー」の場合、それは夏だ。スープが売れるのは寒い冬。暑い夏になにを売ればいいのか。狙いをつけたのは「カレー」だった。同社のカレーのほとんどを開発し、最終的には全店でカレーしか出さない「カレーストックトーキョー」というイベントまで始めてしまった開発担当の桑折敦子さんに、そのこだわりを聞いた――。■女性に大人気の「スープストック」に男性客が殺到する理由

「スープストックトーキョー(以下、スープストック)」は全国60店舗以上を展開するスープ専門の外食チェーンだ。「オマール海老のビスク」や「東京ボルシチ」といった素材を生かした優しい味わいのスープは、女性を中心に支持されているが、それらと並んでカレーの評判も高く、特に夏は売り上げの大きな柱になっている。

「サンバール(豆と野菜のスパイスカレー)」「バターチキンカレー」「カシューナッツのホッダ(スリランカ風ココナッツカレー)」「豚トロのビンダルーカレー」など、魅惑のカレーは全20品。カレー専門店さながらの充実ぶりだ。

「スープストック」の経営母体である「株式会社スープストックトーキョー」によると、猛暑続きの今夏の販売数は過去3年で最高をマーク。客の4人に1人がカレーとスープのセットを注文したそうだ。

こうしたカレー人気を牽引してきたのが、商品開発担当の桑折敦子さんだ。

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