森田健作 知事になっても実践"先礼必勝"

森田健作 知事になっても実践"先礼必勝"

森田氏35歳ごろ、母・ぬい子さんとのツーショット。「私には反抗期というものがありませんでした。ここまで大きく育ててくれた親に反抗する理由なんてありませんよね。両親には感謝の言葉しかありません」

千葉県知事の森田健作さん。父は警視庁の刑事。大変なときほど家にいませんでしたが、そんなとき母に守ってもらったといいます。母から学んだことは「先礼必勝」。とにかく、元気よく挨拶する。その重要さを教えてくれたといいます――。※本稿は「プレジデントウーマン」(2018年7月号)の連載「母の肖像」を再編集したものです。

■やる気をなくした私を立ち直らせた母の言葉

私は、1949年生まれで団塊の世代。子どもの数が多いから、必然的に競争率が高くなり、受験も大変。高校受験を前に、中学2年生になるとみんな家庭教師をつけたり、塾に通い始めたり……。うちはお金に余裕がなかったから、自力で勉強するんですが、思うように伸びない。先生からは、「このままでは就職するしかないぞ」なんて言われる始末。自分なりにがんばっているのに、結果を出せない悔しさから、だんだんふてくされるようになってね。「俺はバカでいいんだ」なんて、自暴自棄になってきたんですよ。ある夏の日、私が縁側でスイカを食べていると、母が「最近、元気がないじゃないか」と話しかけてきたんです。私の本名は“鈴木栄治(すずきえいじ)”というんですが、母は「栄治、人間はみんな必要があって生まれてきた。おまえにも良い部分が必ずある。それを見つけてがんばれ」と言うんです。でも、自分のいいところと言われてもわからないじゃないですか。

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