月収半減「休業手当払わず、辞めるのを待つ」露骨な非正規イジメを平気でする会社の"鬼論理"

月収半減「休業手当払わず、辞めるのを待つ」露骨な非正規イジメを平気でする会社の"鬼論理"

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kieferpix

非正規社員のセーフティネットの機能不全が起きている。緊急事態宣言下の休業や時短営業で労働時間が減り、収入が激減したパートやアルバイトは多い。「実質的失業者」(2021年2月時点)は女性103.1万人、男性43.4万人。ジャーナリストの溝上憲文氏は「月収半減で生きていくのにも困る状態の人に休業手当などを支払わないケースが増えている。解雇や雇止めをせず、自ら辞めざるをえない状況に追い込む陰湿な手口もある」と指摘する――。■平均月収16万→8万でも「休業手当・休業支援金」もらえぬカラクリ

コロナ禍で非正規社員の首切りや賃下げが相次いでいる。

正社員と非正規社員の格差の是正が叫ばれて久しいが、リーマンショックの時を上回る勢いで悪化している。

コロナの直撃を受けた飲食・宿泊・旅行・アパレルなどの業界は非正規のパート・アルバイトが多い。緊急事態宣言下の休業や時短営業によって労働時間が減らされ、収入が激減している。

野村総合研究所が2021年2月に実施した調査(約6万5000人)によると、コロナ前と比べてシフトが減少しているパート・アルバイトは女性が29.0%、男性が33.9%に達している。

そのうち5割以上減少している人の割合は女性が45.2%、男性が48.5%と約半数を占める。非正規社員の平均月収は約16万円(国税庁、2019年調査)であるが、8万円以下に減っていることになる。

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