自分の子を授かることができない…4年に及ぶ不妊治療の末、起業を決意した理由

自分の子を授かることができない…4年に及ぶ不妊治療の末、起業を決意した理由

mederi 代表取締役 坂梨亜里咲さん - 写真提供=mederi

坂梨亜里咲さんはmederiを創業し、20代、30代の女性に妊娠・出産・不妊治療に関する知識とともにサプリメントや検査キットを届けている。子どものころから10年単位で目標を立て、努力をもって達成してきた坂梨さんだったが、たった一つ、全力を尽くしても叶えることができない夢があった――。■年収1000万円稼げる人になりたい

10年後にはどんな自分でありたいか。将来の計画を10年単位で細かく立ててきたという坂梨さん。なんと10歳から始めたらしい。

「私、10歳の誕生日に号泣しちゃったんですよ。それまで年齢を書く欄は1桁の数字だったのに、もう2桁になってしまうのだと。大切な9年間を自分で何の目標も決めずにやってきたことが悲しくて、それが10年後の目標を考えるようになったきっかけでした」

末っ子に育った少女は、お兄ちゃんのように東京の大学へ行って、華やかな仕事をする人になりたいと思う。その夢は20歳でより明確になった。「プライベートでは30歳までに結婚をして、仕事面では年収1000万円を稼ぐ人になる!」と。

堅実な母から「男に頼るな」といわれて育ったという坂梨さんにとって、年収1000万円へのこだわりは、もし結婚しなかった場合に一人で生きていくための“保険”だった。

それからは目標を達成すべく、邁進する日々だった。

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