「離乳食に10倍粥は必要なかった」小児科医が離乳食に手間をかけなくていいと断言するワケ

「離乳食に10倍粥は必要なかった」小児科医が離乳食に手間をかけなくていいと断言するワケ

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Almaje

離乳食には手間と時間がかかる。少しでも楽にできないのか。小児科医の森戸やすみさんは「レシピ本や育児書を見ると、10倍粥から始めて徐々に濃いお粥にするといった大変そうなものが多い。だが、そこまで時間や手間をかける必要はない」という――。■「手作りだからいい」「買ってきたからダメ」とは言えない

子供の食事に、大変さを感じている親は多いものです。日本の保護者は総じて真面目で、大人だけなら「まあ適当でもいいか」と思えても、子供がいるときちんと用意しないと、と思ってしまいがちですね。しかも「子供のために手作り料理を出さないと」「美味しくて栄養のある食事をしっかり食べさせないと」という世間からの無言の圧力を感じることがあるからだと思います。

特にその重圧は、お母さんに向けられがちです。いまだに手作り料理こそが「愛情」の点でも「栄養」の点でも最良だと信じられていたり、さらにそういった個人的な価値観を押し付けられる場合があるのです。実際に少し前、幼児を連れた女性がスーパーかどこかの惣菜コーナーでポテトサラダを手に取ったところ、見知らぬ高齢男性から「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言われて俯いたのを目撃した人が、その状況をツイッターに投稿して、ひどい話として話題になりました。本当にあり得ない言動でしょう。

こういった世間からの圧力があると、親は忙しかったり疲れていたりして料理をしたくないときに罪悪感を持ってしまいがちです。

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