東大生が"やがて君になる"を愛読するワケ

東大生が"やがて君になる"を愛読するワケ

東大生だってマンガを読む。だがその読み方がちょっと違うらしい―― ※写真はイメージです(写真=iStock.com/Manakin)

東大生だってマンガを読む。だがその読み方がちょっと違うらしい。現役東大生作家の西岡壱誠さんは「東大生は『複数の視点からの読解』が好きなので、そう読めるマンガが人気です。たとえば『やがて君になる』は新刊が出る度に東大生協で売り切れになっています」と話す。一体どういう読み方なのか――。※本稿は、西岡壱誠『東大生の本棚』(日本能率協会マネジメントセンター)の一部を再編集したものです。

■「視点」を大事にすると見えてくること

「東大に入る人って、マンガを読んだり、ゲームをしたりしないんだろうな」。東大に入るまで、僕はそう思っていたのですが、東大に入ってからそれが間違いであると知りました。

「今週の『ONE PIECE』おもしろかったよね」
「『進撃の巨人』の最新刊って最高だよね」

こんな会話が学食で聞こえてくる程度にマンガ好きな学生が多いですし、その割合も、ほかの大学とそう変わりません。

しかし、その読み方は、少しだけ違うところがあります。東大生は、マンガを読む時も小説を読む時も、「あること」に気をつけて読むんです。それは、「視点」です。

「主人公の視点から見たらこう考えるけど、悪役の立場から見たらこう考えるよな」
「男性にとっては当たり前だけど、女性の視点になって考えると、これって結構ひどいよな」

このように、さまざまな人間の立場・物の見方を考えて物語を読むのが好きな東大生が多いのです。

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