慶應、聖路加より"近所の病院"がいい理由

慶應、聖路加より"近所の病院"がいい理由

写真=iStock.com/Nikada

年齢を重ねると増えてくる体の変調。突然のそのとき、どこの病院に行き、どんな医師を訪ねるべきなのか。9つのポイントで検証した。第2回は「専門病院vs総合病院」――。※本稿は、「プレジデント」(2018年12月31日号)の掲載記事を再編集したものです

■“総合病院”は法律上実は存在しない

「大病院は紹介状がいるから簡単には行けない」「小さい病院だと正しい診察をしてもらえないかもしれない」など知識が曖昧で、病院選びに漠然とした不安を持っている人は多いだろう。

ただでさえ難しい病院選びをさらに難解にしている一因に、制度変更が繰り返されていることもある。

たとえば、いまでもよく耳にする「総合病院」という区分、実は法律上は存在しない。1997年の医療法改正に伴って廃止されたのだ。

もともと、総合病院は病床数が100床以上あり、内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻科がある病院のことを指していたが、現在では多数の診療科があり、病床数の多い病院を指す“通称”でしかない。

医療法では、病床数(入院ベッド数)が19床以下を「診療所」、20床以上が「病院」となっており、200床以上が「大病院」となっている。

2018年4月の診療報酬制度の改定で、大病院もさらに大学病院や国立がん研究センターなどの「特定機能病院」と、400床以上を有する「地域医療支援病院」が定義された。

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