なぜリベラル派はカフェでラテを飲むのか…いつの間にか情報が偏ってしまう「社会的分断」の怖さ

なぜリベラル派はカフェでラテを飲むのか…いつの間にか情報が偏ってしまう「社会的分断」の怖さ

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Jokic

日々、ネットで触れる情報は、私たちにどのような影響を与えているのか。東京大学大学院の鳥海不二夫教授は「人間はもともと価値観の合う人と一緒にいたいという欲求を持っている。デジタル空間ではそれが容易に叶うため、狭いコミュニティの中だけで情報や意見を交換するようになり、社会の分断が加速している」という――。※本稿は鳥海不二夫、山本龍彦『デジタル空間とどう向き合うか 情報的健康をめざして』(日経プレミアシリーズ)の一部を再編集したものです。

■気づかぬうちに偏るSNSの情報

SNS上で自分と似た価値観や興味関心を持つユーザーばかりをフォローした結果、特定の信念が増幅されてしまう現象を「エコーチェンバー現象」といいます。

ツイッターにおいて自分のアカウントがどのくらいエコーチェンバーの中にいるのかを可視化できたら面白いのではないかと思い、2021年に「エコーチェンバー可視化システム」というアプリをリリースしたことがあります。

このアプリでは、ある人がどの程度エコーチェンバーの中にいるかを、タイムライン上の偏りから可視化します。もし、幅広いタイプのユーザーのツイートがタイムライン上に存在するなら、その人はエコーチェンバーの中にはいないことになります。逆に、特定のコミュニティの人のツイートばかりタイムライン上にあるようなら、エコーチェンバーの中にどっぷり浸かっていることになります。

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