甲虫のちょっとズルい"お先にどうぞ戦略"

甲虫のちょっとズルい"お先にどうぞ戦略"

甲虫のちょっとズルい"お先にどうぞ戦略"の画像

仕事は「すぐ」やるのが鉄則だ。しかし、賢い「先送り」によって、仕事がはかどり組織で生き延びることができる場合もあるのだ。■進化生物学に学ぶ

「先送り」はどちらかといえばネガティブな言葉である。しかしその一方、ポジティブな面もなくはない。例えば、火事場の馬鹿力となるケースがある。先送りの連続で、デッドラインは目前。もう猶予はない。もし、それさえも先送りすれば、アウト。そんなタイミングでこそ力を発揮できる人もいる。

Active procrastination(積極的先送り)という言葉がある。追い込まれて先送りするのではなく、あえて自分を追い込むのである。

あるアメリカ心理学者が200人の大学生の行動パターンと性格の関係についての調査をした。その結果、わかったこと。それは、自信にあふれ、勉学に対する集中力が高く、効率的に時間を使っている人ほど、この積極的先送りをするケースが多いということだった。

先送りには、時間管理が下手、といったマイナスのイメージがあるが、そうではない先送りも存在するのだ。

心当たりのあるビジネスパーソンも少なくないかもしれない。締め切り効果で自分の持つ能力をフルにアウトプットすることで、面倒くさい仕事を一気に片づける方法はありなのだ(すべての仕事がそれだと大変だが)。

先送りを正当化する“援軍”はほかにもある。岡山大学大学院教授の宮竹貴久氏は、「先送りは生物学的に正しい」と語る。

1 2 3 4 5 次へ

関連記事(外部サイト)