苦しくてもやめない 月給5万の野球選手

苦しくてもやめない 月給5万の野球選手

アメリカでプレーする筆者(撮影:J.W.Toy)

プロ野球選手になれる人はほんの一握り。多くの人は野球をやめて就職する。だが諦めきれずに野球にしがみついて生きている人もいる。苦しいとわかっていても、なぜ野球をやめられないのか。現在、アメリカの独立リーグでプレーする現役選手・宮寺匡広さんによる特別寄稿をお届けする。アメリカ国内には、メジャーリーグ傘下に属さず、独立経営で運営されているプロ野球独立リーグが複数存在している。そのひとつ、パシフィック・アソシエーションリーグのソノマ・ストンパーズに、私は選手として所属している。昨シーズンの途中から入団し、今年が2年目。ポジションは主にショートを任されている。

アメリカ独立リーグ初の日本人監督・三好貴士の下、昨年はリーグ優勝を果たした。チームに所属しているのは、アメリカ人23人、キューバ人1人、日本人3人。マイナーリーグで活躍していた選手も多く、投手陣の奮闘と機動力を生かした攻撃で今年も首位を走っている。

メジャーリーグやNPBという華やかな大舞台に立てるのは、ほんの一握りの野球選手だけだ。多くは幼少時から始まる競争の過程で、プロへの道を断念する。だが、何度ふるい落とされても、あきらめず野球にしがみつく者もいる。かくいう私も、そのひとりだ。

■セブンイレブンを退職しての挑戦

海外に目を向けるようになったのは、野茂英雄氏の活躍や、マーク・マグワイアとサミー・ソーサの熾烈なホームラン争いなど、テレビから伝わるアメリカ野球の影響が大きかった。

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