新卒で働き始めると同時に生命保険に加入した場合、60歳までに保障を得られる人は5%

新卒で働き始めると同時に生命保険に加入した場合、60歳までに保障を得られる人は5%

記事まとめ

  • 日本人の多くは生保に加入しているが、早死にする確率を過大に見積もっているという
  • 60歳男性の生存率は92.8%、65歳女性は96.0%で、男女平均で95%は生きている計算になる
  • 新卒で毎月1万円分が死亡保障の為の掛捨てだと、95%は60歳までに456万円損するという

早死より19倍も怖い「死なない」リスク

早死より19倍も怖い「死なない」リスク

早死より19倍も怖い「死なない」リスクの画像

日本人の95%は60歳以上生きる。多くの人が若いうちから“安心料”としてかける死亡保障は結果的にはムダになる確率が高い。それに、日本には公的な「死亡・医療保障制度」が充実し、万が一でも家族は路頭に迷わずに済む。FPの筆者はむしろ備えるべきは可能性の高い「長生きリスク」だと語る。そのために30、40代が今からすべきこととは?■なぜ日本人は「長生き」の備えではなく「死ぬ」備えをするのか

本コラムでは「あなたとお金の生存戦略」というテーマでお金との関わり方を考えています。長い人生を生き延びていくヒントはどこにあるのでしょうか。今回のテーマは「長生きする可能性」です。

日本人の多くは生命保険に加入しています。再保険会社スイス・リーの2012年調査によると、日本の生命保険料総額は米ドル換算で5240億ドルと、米国の5680億ドルに迫る世界2位。世界全体の生命保険料(2兆6210億ドル)の約20%を世界人口の1.6%でしかない日本人が払っている計算になります。それくらい日本人は生命保険が好きなのです。

生命保険はいろんなリスクに備えることができます。死亡時のリスクはもちろん、病気へのリスク、失職時の所得減少のリスク、長生きへのリスクにも備えることができます。

▼日本人は「若くして死ぬ確率」を大きく見積もりすぎしかし、自分の生命保険契約について、月々支払う保険料の額を言えたとしても、その保険料の内訳、例えば、保険の原価である「純保険料」や、保険会社の経費や利益になる「付加保険料」などを説明できる人は少ないと思います。

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