失言を繰り返す政治家は筋トレが足りない

失言を繰り返す政治家は筋トレが足りない

スパイダーマンの衣装をまとう落語家の立川談慶さん

北方領土問題をめぐる不適切発言で、衆院議員の丸山穂高氏は日本維新の会を除名になった。なぜ政治家は致命的な失言を繰り返すのか。落語家の立川談慶さんは「丸山氏は自分を絶対化するあまり、客観的な認知が足りていない。一刻も早く筋トレをするべきだ」という――。■人は、失言から失脚する

いやはや、日本維新の会を除名された衆院議員の丸山穂高氏が世間をにぎわせてますな。おなじく日本維新の会から参院選比例代表候補としての公認予定を取り消されそうなフリーアナウンサーの長谷川豊氏、そしてこれまた五輪担当大臣を辞任することになった自民党衆院議員の桜田義孝氏。

いずれも失言からの失脚であります。こうした事態を受けて、自民党では「失言防止マニュアル」なるものを配布し、来るべき選挙に向けて「言葉」に細心の注意を図ろうと必死であります。

言葉は人を「狂喜」させますが、使い方をまちがえると「凶器」にもなります。そして、たとえ後から撤回しようが、一度発せられた言葉は消えません。要するに撤回というのは発信者側のわがままにすぎないのです。受信者側がその言葉によって受けた心の傷は、一生消えないのですから。

言葉を生業(なりわい)とする落語の世界においても、これは重要な問題です。落語家志望の若者の前に立ちはだかる「前座修行」というシステムでは、入門と同時に師匠からその言動を逐一チェックされる厳しい期間がはじまります。

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