月定額で全乗り物乗り放題の時代がくる

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■新しいサービスが進むフィンランド

自動車業界が「MaaS」(Mobility as a Service)に取り組んでいる。トヨタ自動車は現在を100年に1度の変革期と位置づけて、「モビリティのサービス化」を戦略として打ち出した。自動車はモノとして所有する時代から、サービスとして利用する時代に変わるというわけだ。

近年はカーシェアやライドシェアなど、新しいサービスが普及しつつある。自動車メーカーが危機感を持ち、サービス分野に関心を持つのは当然だろう。

ただし、MaaSを「モビリティのサービス化」ととらえるのは、正確ではない。カーシェアやライドシェアは、MaaSを構成する一要素にすぎない。それらのサービスに参入することを戦略の中心に据えていたら、時代の変化に取り残されてしまう可能性が大だ。

MaaSとは何か。それは利用者が多様なモビリティサービスを「1つのサービス」として自由にアクセスして利用する、新しい移動の概念である。モビリティサービスは自動車に限らない。電車、バス、タクシー、フェリー、航空、自転車、これから出てくる空飛ぶクルマ……。それらを統合し、プラットフォーム化することこそがMaaSの本質である。

MaaSには5つの段階がある。レベル0は、単独のモビリティサービス。カーシェアやライドシェアは新しいサービスではあるものの、もしほかのモビリティサービスと連携していなければ、MaaSとしては扱われない。

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