日本の"三歳児神話"はなぜなくならないか

日本の"三歳児神話"はなぜなくならないか

※写真はイメージです(写真=iStock.com/monzenmachi)

「就学前の子どもがいる場合、母親は家にいるべき」と考える人の割合が、日本は世界で1位。共働き家庭があたりまえになっていく中でも、いわゆる「三歳児神話」が根強いのは、なぜなのでしょうか。■そもそも三歳児神話は本当か

小学校入学前の子どもがいる場合、母親は家にいるべきと考える人の割合が、日本は世界1位です(図表1)。俗にいう「三歳児神話」が今の世の中にも存在しているようです。なぜでしょうか。

まず、三歳児神話自体が本当なのかと思います。多分に作られたところがあるのではないでしょうか。子どもが小さいうちから働くと子どもが不幸になるという人もいますが、それなら北欧の子どもたちはみんな不幸になってしまいます(笑)。

なかには子どもが小さいとき母親が付きっきりで面倒を見るのが日本の伝統だと主張する人もいます。でも日本の“伝統的家族”である皇室を見て分かるように、天皇家は長い間、幼い子どもの養育を母親が担わず、乳母に託してきました。養育のプロが面倒を見たほうがよいと考えていたからです。皇室で母親が最初から自分の子どもの面倒を見るようになったのは、昭和の時代に入ってからのことにすぎません。

■スウェーデンでは「一歳児神話」がある

実は、スウェーデンでは「一歳児神話」というのがあって、ゼロ歳児保育が存在しません。

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