お金持ちが"歴史・哲学"を学び続ける理由

お金持ちが"歴史・哲学"を学び続ける理由

「スキューバが大好き。何をやってるときに、自分が心の中で幸せになれるのかっていうことを知る。それが教養の定義なら、趣味も教養に結びつくのかなって気がしますね」(キム氏)※写真はイメージです。(PIXTA=写真)

▼趣味を披露■教養ある? ない? 差がつく3ポイント

教養を身につけろ、とはよくいわれますが、まずは教養という言葉の定義を考える必要があります。教養とは文字通り、「教えで人格が養われている」ということではないでしょうか。これに対し、「自分にはこんなに教養があるぞ」と他人に自慢したい人たちを、私は“マウンティングゴリラ”と呼んでいます。教養を口にする人の多くが、「私は優秀だぞ」とアピールしたい、マウンティングゴリラになってしまっています。そもそも他人より優位にあることを見せつけるための教養は、人格を養えていないという点で、すでに自己矛盾を起こしていますよね。

いろんな国で優れたビジネスリーダーを見てきた中で、教養がある人とない人の差を考えてみました。いろいろありますが、3つ選ぶとするならばまず視野の広さ、次に承認欲求を満たすことに縛られない、確固たる価値観の有無、そして人間の本質に対する理解の3点です。そしてこれらは、どのような趣味を持つかに密接にかかわってきます。

まず、視野が広い人は自分と他人の「内集団バイアス(後述)」を理解しており、謙虚です。逆に視野が狭いまま集めた情報で価値観が形作られてしまうと、たとえば読書が趣味だと強弁しても、知識をひけらかすためのツマミ食いばかりであったり、似た者どうしで偏った本ばかり読んで他の集団を貶め、「オレたちって凄い」というグルーヴ感にひたる「内集団バイアス」に支配されている人が、残念ながら非常に多いですね。

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