「韓国ホワイト国外し」の裏にある米中貿易戦争

「韓国ホワイト国外し」の裏にある米中貿易戦争

元山口組系団体組長 猫組長氏

経済ヤクザだった現役時代、私は石油のビジネスをしていた。取引額が巨大な石油取引には証券や債券を使うことが多く、資金移転を脱税やテロ資金に応用する者もいた。私は石油を通じて、国際金融の現実の裏と表を知ることとなった。■覇権争いのステージは変わった

現在、国際金融は巨大な混乱に向かっていると私は確信している。原因は2018年に開戦した、米中貿易戦争だ。当初は、関税や輸出規制を武器にしたモノの勝負だった。

政治的制裁と誤解されがちな韓国に対するホワイト国外しも、アメリカの中国に対する輸出規制の一環だと私は分析している。後述するが対象品目が韓国から第三国に渡ったことを覚知することができるのは、金融の流れを監視している唯一の国アメリカしかないからだ。米中貿易戦争の実体は超大国同士の覇権を巡る戦争なのだから、対象がモノだけで終わるはずがない。為替や株式などカネの勝負へと移行していくのは当然だ。

それを決定的にしたのが19年8月5日の米財務省による、中国の為替操作国認定だ。第2次世界大戦後、すでに物理的な戦争から費用対効果の高い経済的な戦争へと変わってはいるものの、改めて、戦争のステージがカネ、すなわち金融へと移行したことへの布告にほかならない。

相次ぐ株価の乱高下は二大国がモノで争った表層で起こったことにすぎない。

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