これならコロナも感染しない「中国の無人ビジネス」最新事情

これならコロナも感染しない「中国の無人ビジネス」最新事情

『ルポ デジタルチャイナ体験記』より

中国で「無人ボックス」を活用した新ビジネスが広がっている。ノンフィクションライターの西谷格氏は「休憩やカラオケ、フィットネスなどを時間単位で空間を借りられる。駅や商業施設にあり、エンタメに特化したボックスが人気だ」――。※本稿は 西谷格『ルポ デジタルチャイナ体験記』(PHPビジネス新書)を再編集しています。

■中国で次々と誕生する「無人●●」

スマートフォンとキャッシュレス決済が普及すると、自分だけの“スペース”を時間単位で簡単に借りることが可能になる。言い換えると、「無人ボックス」のようなものが身近に利用できるようになるのだ。

ボックスのドアをスマホで開閉し、何らかのサービスを享受したうえで、料金をキャッシュレスで支払う。すべて無人なので、人件費は一切かからない。

こうした無人ボックスから派生したビジネスが、中国では次々と誕生している。とくにエンターテイメントに特化したものが人気のようだ。駅やショッピングセンターのデッドスペースを有効活用できるので、自動販売機の延長と考えてもいいだろう。

自動販売機でさまざまなものを売れるのと同様、無人ボックスは多様なサービスを提供している。本章では、その象徴的なサービスをいくつか紹介していく。

■15分300円、大型商業施設の「休憩ボックス」

アリババが運営する杭州のショッピングモール「親橙里(チンチェンリー)」の一角で、3メートル四方ほどの小屋のようなボックスを発見した。

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