その手があったか! 「コロナに感染させない空間づくり」

その手があったか! 「コロナに感染させない空間づくり」

写真=iStock.com/pop_jop

■飛び交うデマと誹謗中傷と安易な犯人捜し

未知のウイルスは人々の不安を煽る。多くのデマが流れた。

「新型コロナはお湯を飲むと予防できる」「10秒息を止めることができれば感染していない」というデマは笑ってスルーできても、「トイレットペーパーがなくなる」と聞いて、買い溜めに走る人は多かった。「要注意! ○○の店員は武漢出身」「中国人観光客が空港から検査前に逃亡した」という悪質なデマも流れた。

緊急事態宣言が発令されると、自粛警察が動き出した。不安は冷静な判断を失わせる。屋形船、ライブハウス、スポーツジム業界にも脅迫めいたメールや電話、手紙、張り紙が相次いだ。「責任取れるんですか?」「コロナ撒き散らしやがって」「殺人ライブハウス、ヤメちまえ」「自粛しないと通報しますよ」……。

ジョギングはコロナを撒き散らすと罵られ、他県ナンバー狩りが始まり、運送業者や医療従事者の子供が入園や通学を拒否される事態も頻発した。

3月29日、タバコ好きだった志村けんさんが亡くなったことで喫煙者への風当たりも厳しくなった。禁煙推進に熱心な政治家は「喫煙所は3密ではなく4密だ! 喫煙所は感染するリスクが高い。喫煙所で感染した人がウイルスを撒き散らす」と喫煙所の閉鎖を叫んだ。

WHO(世界保健機関)も喫煙者は非喫煙者に比べ重症となる可能性が高いとしている。

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