日本映画は昭和〜平成を経てどう変化したのか?

日本映画は昭和〜平成を経てどう変化したのか?

’16年に大ヒットした『シン・ゴジラ』。ゴジラシリーズの第29作。画像は公式HPより

今上天皇の退位で、来年には幕を下ろす予定の平成。そんな平成とはいったいどんな時代だったのだろうか……と振り返りたいところだが、最近はなぜか「昭和かよ!」と言いたくなるような騒動や事件が続出している。そこで、さまざまな分野の昭和・平成の状況を比較。それぞれの時代の良しあしを確認して勝敗をつけながら、新時代に何を残すべきかを考えていく。

◆昭和の邦画黄金期vs平成の大手映画配給会社

「日本映画黄金期は1950年代。東宝、東映、松竹、日活、大映の大手5社すべてが勝ち組。独自路線でヒットを連発する映画が娯楽の中心の時代」と話すのは、専門誌『映画秘宝』の岩田和明編集長。

「当時は“時代劇、任侠の東映”“ホームドラマの松竹”“東宝特撮”“日活アクション”など、各社が異なるカラーでしのぎを削り、スターも専属契約のため誰が主演かでどこの配給会社の映画なのか観客レベルで区別できた。

それが’70〜’80年代になると、メディアミックスでヒット作を次々と生み出した角川映画などを除き、邦画は低迷。

平成のシネコン時代に至っては、アニメのヒット作こそ増えたものの、全国どこへ行っても地方都市の風景が画一化された時代の潮流と歩調を合わせるかのように、邦画会社の個性も画一化し、各社のカラーが消えた。昭和と異なり、今はどこの配給会社の映画かパッと見では誰にもわからない」

 日本映画産業統計によると、年間観客動員数ピークは’58年の11億2700万人。

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