「体操パワハラ問題」をわかりやすく解説。宮川選手と女帝とのバトルの行く末は?

「体操パワハラ問題」をわかりやすく解説。宮川選手と女帝とのバトルの行く末は?

塚原千恵子女子強化本部長

18歳の少女の決意が日本体操界を揺さぶっている。8月29日、体操女子リオ五輪代表の宮川紗江選手が、13日付で日本体操協会から無期限登録抹消処分を受けた速見佑斗コーチのパワハラ疑惑について会見を開いた。協会は「宮川選手の頭を叩くなどの暴力行為を認めたため」と処分理由を説明していたが、宮川選手は「パワハラはなかった」と反論。さらに、“新たな加害者”の存在を明らかにした。「女帝」と呼ばれる協会の塚原千恵子女子強化本部長だ。

 かいつまんで説明すると、’16年に導入された「2020年東京五輪特別強化選手」プログラムへの参加を見送った宮川選手に対して、千恵子氏は「申し込まないと協力できない」「五輪に出られなくなる」などと迫ったという。今年7月の代表合宿では千恵子氏の夫で協会副会長の光男氏同席のもと、「速見コーチに暴力の話が出ている。あなたが認めないと厳しい状況になる」と証言を強要されそうになったことも。さらに、速見氏への処分が決定していないにもかかわらず、千恵子氏の“付き人”から「朝日生命体操クラブにくればいい。寮も空いている」と勧誘されたというのだ。同クラブは光男氏が総代、千恵子氏が監督を務める有名クラブ。暴力問題を材料に速見氏と切り離して朝日生命体操クラブへの引き抜きを企てた、というのが宮川選手の見立てだった。

 これに対して千恵子氏は「全部ウソ」と真っ向から反論。

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