戦力外通告の元プロ野球選手・木村昇吾が「無収入でもクリケットをやり続ける」理由

戦力外通告の元プロ野球選手・木村昇吾が「無収入でもクリケットをやり続ける」理由

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昨年、戦力外通告を受けた元プロ野球選手・木村昇吾。内外野の守備、代走のスペシャリストとして平均在籍年数が9年に満たない厳しい世界で、15年間も活躍し続けてきた男が受けた非情な通告。しかし、さらに世間を驚かせたのは「クリケット」という耳慣れないスポーツへの転身だった。国内の競技人口はわずか3000人足らず。プロはおろか社会人チームすらない未開の地へ飛び込んだ元プロ野球選手が抱く夢とは?

◆38歳、収入ゼロの日本代表

――なぜクリケットに挑戦を?

木村:昨年オフ、埼玉西武ライオンズから2年連続で戦力外通告を受けたとき、自分の中では「まだやれる」という感覚がありました。だから、合同トライアウトで「どこか獲ってほしい!」と思っていたのですが、声はかからず……。そんな折に、自分をよく知る記者がクリケットを紹介してくれたんです。

――進路には悩みましたか?

木村:いや、即決です。アスリートを続けられる選択肢がある以上、やらないで後悔するのだけは嫌だった。自分はまだ心も体もアスリートでしたから、5分で快諾しました。

――プロ野球でFA権を取得したほどの名選手が他競技へ転身するのは、非常に珍しいことです。

木村:思い起こせば、広島カープからFA宣言したときも同じ心境です。

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