ウイスキー通なら知らないと恥ずかしい「天使と悪魔の話」

ウイスキー通なら知らないと恥ずかしい「天使と悪魔の話」

ウイスキー通なら知ってるよね?

― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第15回 ―

 ウイスキー通ならご存じかもしれませんが、ウイスキーはオーク材でできた樽に入れて熟成します。樽はミリ単位で調整され、きっちりタガをはめてあるので漏れないようになっています。

 とはいえ、木材なので呼吸をするように空気は出入りしています。そのため、ごくわずかずつですが蒸発していきます。熟成庫の気温や湿度、お酒の熟成年数にもよりますが、年に1〜10%ずつなくなっていくのです。

◆取り戻せない天使の取り分と取り戻せる悪魔の取り分

 この減ってしまったぶんのことを「エンジェルズシェア」、つまり天使の取り分と呼びます。粋なネーミングですね。このエンジェルズシェアは、50年もののウイスキーなどでは、半分以上になることもざらです。長熟のウイスキーが高くなるのも理解できるでしょう。ちなみに、個人用の安価な樽にウイスキーを入れると1年も経つと100%蒸発してしまったり、最悪漏れることもあります。個人でウイスキーを樽に入れるなら、きちんとした品質の製品を選びましょう。

 熟成環境の湿度が高ければアルコールが先に蒸発してアルコール度数が下がることがありますし、乾燥していると水分が蒸発してアルコール度数が上がることがあります。

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