星野仙一、落合博満が惚れ込んだ甲子園のスター。「潰された?」の問いに本人は

星野仙一、落合博満が惚れ込んだ甲子園のスター。「潰された?」の問いに本人は

現在は愛知県で整体師として活躍する上原さん。少年野球の指導もしている

―[職業 元プロ野球選手]―

◆沖縄の星と呼ばれた男、上原晃

「どうよ、元気?」

 煌びやかな沖縄の太陽のような笑みを見せるものだから、こちらまでつい頬が緩んでしまう。彫りが深く典型的な沖縄顔イケメンの上原晃といえば、今から34年前の1988年中日優勝のダブルストッパーとして、同じ高卒ルーキー立浪和義と並んで大活躍した剛腕ピッチャーだ。高校時代は、沖縄水産で1985年夏、1986年春夏、1987年夏と四度甲子園に出場。「沖縄の星」として1980年代中期の高校野球界を席巻し、今や全国強豪県となった沖縄高校野球の躍進の基礎を固めたレジェンドでもある。

 今から36年前の1985年夏の甲子園は、PL学園のKKコンビ(桑田真澄・清原和博)が最後の夏ということでKK一色だった。マスコミはKK人気にあやかりながらも次世代のスターを作るべく、沖縄水産の140キロ以上の球を投げる一年生ピッチャー上原晃に着目し、テレビ、新聞と大きく祭り上げた。

 スター候補の一年生剛腕ピッチャー上原晃は、初めての甲子園で衝撃的な散り際を見せる。三回戦の鹿児島商工(現・樟南)戦。5対3と沖縄水産2点リードの7回裏途中から、話題の一年生ピッチャー上原が満を持して登板し、1点リードのまま最終回を迎える。逸る気持ちからか1死満塁でストレートの押し出しで同点、そして暴投でサヨナラ負け。

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