プロ野球、無観客キャンプが与えた意外な「好影響」

プロ野球、無観客キャンプが与えた意外な「好影響」

写真は2017年の沖縄キャンプの風景。無観客となった今年と違い、大勢のファンで賑わう光景も、キャンプ中の風物詩だった

26日に開幕を迎えたプロ野球。昨年に引き続きコロナ禍の影響が強いシーズンとなりそうだが、昨年と違うのはキャンプインからコロナの影響を受けているシーズンとなることだ。現場は試行錯誤して大変なのではないかと思うところだが、意外にも「今年ほど順調なキャンプが過ごせた年はなかった」という現場の声が聞こえてくる。一体どういうことなのだろうか。

◆練習に全集中! これが本当のキャンプの型

 観客も入れないキャンプとなったことで、練習環境が静かな野球だけの世界に激変したのが今年のキャンプの特徴だ。あるセ・リーグ球団のコーチは「無観客キャンプだったので、選手はサイン対応やマスコミ対応などをする時間がなくなり、練習だけに専念できたことで今年は例年になく順調でしたねぇ」とも。

 実際に今年はキャンプ中の練習による怪我人の数は例年より少ない。野球の練習だけに集中した今年のキャンプはまさに、文字通りのキャンプとなっていたようだ。そして減ったのは観客だけではなく、実際に取材する報道陣の数も同様だ。

「球団も取材ではコロナ対策で『グラウンドレベルでの取材禁止』『ぶら下がり取材禁止』『個別取材は基本的にリモートで』というのを通達していて、さらに取材陣の数も制限していますからね」(先述のセ・リーグ球団コーチ)

 昨年までよくあった「女子アナがグラウンドレベルで注目選手に取材するキャンプ映像」を今年はとんと目にしなくなった。

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