“令和の怪物”佐々木朗希、ついに実戦デビュー「マウンドから見えた景色は素晴らしかった」

MAXは154km。初失点も本人は納得の表情で振り返った。「いいところも悪いところもあった。課題が見えた。一つずつ課題を克服し長いイニングを投げるようにできればと思う」と先を見据えた。

 開幕は二軍発進。今後は先発として少しずつイニングを伸ばし、課題に対して丁寧に取り組みながら来るべき公式戦一軍デビューの日を目指す。

「オープン戦でも興奮したし楽しかったし、観戦に来てくださったファンの方の気持ちが伝わってきた。素晴らしい光景でした。これが公式戦になるとどうなるのかと考えるだけでワクワクします。本当にプロ野球っていいなあと改めて思いましたね」

 怪物は二軍施設のある浦和球場で静かに汗を流す日々を送っている。その表情は充実感に満ち溢れている。一歩前に進めた喜び。プロ野球の魅力を肌で感じたことによる高揚感。そしてこの道の先に待っている、さまざまな出会いと出来事への期待。夢は広がるばかりだ。

文/梶原紀章

―[17の閃光〜佐々木朗希物語〜]―

【梶原紀章】
千葉ロッテマリーンズ広報室長。1976年生まれ、大阪府出身。関西大学を経て1999年産経新聞社に入社。サンケイスポーツ運動部では仰木オリックス、野村・星野・岡田阪神を担当。2005年に千葉ロッテマリーンズに入団、広報担当として2005年・2010年の日本一を経験。2006年にはWBC日本代表の広報業務にも従事した。文藝春秋社、朝日新聞社、千葉日報社など各媒体でコラムを連載中。趣味は競馬で、2011年に解散したメジロ牧場の血統を引く馬を追い続けている。著書に『千葉魂』(千葉日報社・現在6巻まで刊行)など。

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