26歳の若者が見たドヤ街・西成…筑波大学卒業後、就職できず無職に

26歳の若者が見たドヤ街・西成…筑波大学卒業後、就職できず無職に

就職に失敗し、大学卒業後は西成で過ごした國友公司氏

「正直なんのために生きているのか、わからなくなることもありました」

 いま多くの新入社員たちがようやく仕事にも慣れ始め、次のステップへと進もうとしている頃かもしれない。そんな中、大学を卒業後、4月から無職のまま日本最大のドヤ街と呼ばれる大阪市西成区あいりん地区にたどりつき、土工として肉体労働を行っていた26歳の若者がいる。現在はフリーライターとして活動する國友公司氏だ。

◆就職に失敗…西成の飯場で肉体労働に従事

 筑波大学を7年かけて卒業したにも関わらず就職に失敗。その学歴があればいくらでも働き口がありそうな気もするが、そもそも西成に向かおうと思ったのはなぜか。

「大学3年生のときに大阪で用事がありました。知人が悪ふざけで宿泊先を西成のドヤ(簡易宿泊所)に取ったのですが、初めて見た西成の印象はまさに“楽園”。メディアでは元ヤクザがどうとか犯罪者がどうみたいなネガティブな情報ばかりでしたが、みんな楽しそうに生きているなと思ったんです。路上で昼間から寝ている人がいたり、酒を飲んでいたり。まあ、たった3日間だけだったので、それでなにがわかるんだって改めて思って」

 國友氏は学生時代から『日刊SPA!』をはじめ、細々とライター活動を行っていた。就職先を出版社に絞っていたが、それは叶わなかったのだ。

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