学校という閉鎖空間でまかり通る、不合理な校則の数々

学校という閉鎖空間でまかり通る、不合理な校則の数々

写真はイメージです

―[鈴木涼美の連載コラム「8cmヒールで踏みつけたい」]―

川崎市の一部小学校で「体操服の下は肌着禁止」というルールが存在していたことが報道されるなど、不合理な校則の数々を問題視する声が高まっている。こうした動きを受けて、熊本市教育委員会が市立小中高校の校則を、人権や社会通念に照らして見直すと発表。学校における生徒指導の在り方が問い直されている。

◆その後の仁義なき制服少女

 下着は白なんていう校則があって、教員がそれを目視でチェックしているような実態が子供の人権侵害だというのは割と素直に理解できるが、ハンカチは白とか消しゴムは白だったらどうか。

 別に性的なプライバシーの侵害はないが、合理的な説明はおそらく不可能。ちなみにどちらも私の通っていた私立の小学校の校則であった。筆箱は赤か黒の無地、鉛筆は緑色、靴下は灰色、湯飲みは瀬戸物、傘は黄色だった。

 この学校に行ってよかった点は、この種の話題で笑いが取れることのみである。

 川崎の一部の公立小学校で体育の時間に肌着の着用が禁止されていたことや、福岡の弁護士会の調査で明らかになった下着のチェックがメディアに取り上げられて話題を集めている。

 まるでかつての軍隊の性器チェックだが、すでに性的な存在である子供が不快感を覚えるような学校の実態が問題視されるようになったのは進歩だし、各地の問題が瞬時に全国に共有されるようになったのもネット社会の良い点ではある。

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