youtubeの広告に慣れた現代人に「返済催促のメール」は響かない

電気何ヶ月分かもしれないし、ネットかもしれない。似たような封筒は全部同じに見えるから住民税と健康保険も見分けがつかない。

◆携帯ショップへスキップして向かう

 2021年の抱負は「借金の整理」だった。これまではとりあえず働いて働いて、がむしゃらに働いて、珪藻土に金を吸わせ続けてきた。今年は「一体何にいくら払って、何をいくら返したら終わるのか」を意識して生活するつもりだった。自分がいくら稼いでいるのかすらわからないような生活に疲れてきたのかもしれない。

 ahamoはネットで契約できるのが安さの秘密みたいだったが、僕は直接携帯ショップへと向かった。3年近く使い続け、秋葉原の裏路地みたいなところで画面を修理し続けたボロボロのiPhone8がiPhone11になるのを想像しながら、気づくとスキップと駆け足を交互に繰り出していた。

「ahamoにしたいんですけど」

 店員がインターネットでの契約申請を店頭で僕に教える。当然のように審査に落ちる。賃貸契約でも何でも、審査に落ちたら理由を聞くことにしている。大抵の人は

「本当は言わない方がいいんですけど」

 と「とっておき」の話し方で内容を教えてくれる。trial & error だ。

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