<純烈物語>「観客の前で演る楽しさ」後上翔太を成長させた御園座の舞台<第94回>



 どっちかというと去年から今年に入っても純烈はバラ売りが続いていたから、久しぶりにみんなが集まって一つの何かをやれるというのを、ここはこうだよとディスカッションしながら作っていけたのはありがたかったんです。それも自分たちだけじゃなく、ほかの役者さんたちがいたからよけいによかった。自分たち本意に転がらないから」

 小田井の言葉を補足すると、そこにオーディエンスがいるという前提が加えられる。4人の共同作業ならば、配信ドラマや映画の撮影でもやってきた。

 そこに観客の顏と気持ちがあるかないかで、パフォーマンスをする上での勘どころも変わってくる。ましてや小田井の場合、常に体力との勝負という現実もまとわりつく。

◆実はヘバっていた、2回公演の夜の部

「純烈を組む前にけっこう舞台はやっていて、もっと長い公演も経験はありました。ただ、今回の御園座は第2部に歌謡ショーも入っていたので、そことのバランスというか。(一日)2回公演の日はどこまでやれるかと探りながら、かといって手を抜きたくないので、午後のことも考えて午前の方は軽くしようということは考えずにやると課していました。それで夜公演は、けっこうフラフラだったんです。

 ステージの上では見せないけど、はけた時はヘバっていましたね。

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