はっきり言う。菅さん、小池百合子に負け続けで悔しくないのか?/倉山満

はっきり言う。菅さん、小池百合子に負け続けで悔しくないのか?/倉山満

4月16日、ジョー・バイデン米大統領(左)との会談に臨む菅義偉首相。日米共同声明では台湾についても言及するなど、中国への強硬姿勢をアメリカとともに示した形だ 写真/時事通信社

―[言論ストロングスタイル]―

◆世界の首脳の中で真っ先にバイデンと会談した菅義偉首相

 政治家を褒めるのは最もリスクがある言論なのだが、叩くだけなら素人でもできる。世間に向かって政治の話をする時点で玄人と呼ぶならば、自己の言論に責任をもって褒めるべきは褒めるべきであろう。もちろん、御用言論であってはならないが。

 今回ばかりは手放しで褒めることができると思ったが、世の中そう上手くもいかない。是々非々で論じるしかない。

 先に称揚すべき点である。菅義偉首相はジョー・バイデン米国大統領と会談し、共同声明を発表した。コロナ禍にもかかわらず、世界の首脳の中で真っ先にバイデンと会談し、日米同盟の強固さを訴えた。共同声明の内容も、中国との対峙を明言し、香港やウイグルでの人権弾圧も非難、言うべきことを言っている。

 軍事抜きの外交としては、到達できる最高点数ではなかろうか。

 ここで注目すべき人物を一人挙げておく。今回の菅首相の訪米に随行した阿達雅志補佐官だ。阿達補佐官は外交の世界では、知る人ぞ知る人物だ。参議院議員で当選2回。通常、首相補佐官が外遊に同行することはないので、この一事でも異例だ。

 安倍晋三前内閣はドナルド・トランプ前大統領との協調関係の構築に成功したが、それには菅官房長官(当時)の進言が大きかったし、この動きの黒子として阿達参議院議員の存在を指摘するプロも少なくない。

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