委託殺人のようなリコール不正は民主主義の自殺

委託殺人のようなリコール不正は民主主義の自殺

写真はイメージです

―[鈴木涼美の連載コラム「8cmヒールで踏みつけたい」]―

愛知県大村知事のリコール解職請求に向けた署名活動をめぐる偽造問題で、署名活動団体事務局長の田中孝博氏、妻のなおみ氏、息子の雅人氏、団体事務局で経理を担当していた渡邉美智代氏が逮捕された。警察は今後指示系統や役割分担などの解明を進めていく

◆I just recall to say I love you/鈴木涼美

 デスパレートな水商売人が使う手段に奢り・自腹と呼ばれる営業方法があり、客に会計の全額あるいは半額などの現金を渡し、店で自分を指名してもらうことを指す。

 ナンバー争いやノルマ達成のためにどうしても指名本数や売上高を稼ぎたい時に使用されるが、ない人気をあるように見せるその行為は、バレた時には非常に恥ずかしい上に反感を買う。

 禁止されていないのは、店や客には痛くも痒くもないからだ。売上全額が自分の給料になるわけではないので結果自分が損をする。ネット掲示板での自作自演の書き込みと並んで、最も馬鹿にされる行為の一つである。

 愛知県の大村秀章知事へのリコール署名偽装事件で、運動団体事務局長の田中孝博容疑者ら4人が逮捕された。

 団体はリコールに必要な数の約半数にあたる43万5000人分の署名を同県選管に提出していたが、不正調査の結果、83%に無効の疑いがあると判明。

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