大谷翔平の恩師、栗山監督「翔平がベーブ・ルースと比較されたことが嬉しかった」

しかし一転、栗山監督は球界の宝を預かる身となったのである。二刀流を大前提として「翔平の身体を壊さない」ことを方針に掲げ、「大谷翔平を日本ハム大学に預かった」つもりでメジャー移籍までの5年間を費やし、二刀流の礎を築き上げた指揮官だ。

「翔平は正直、高校ではピッチャーとして結果を残せなかった悔しさを持ってプロに入ってきた男。でも投球フォームはバタつかないし、大柄な割にはまとまっていたから1年目の合同自主トレでキャッチボールを見たときから、大丈夫そうだなとは思ってた」

 と語るように、すでにプロ入団時点で投手としての資質には太鼓判を押していたのである。では打撃に関しては、当時の大谷をどう見ていたのだろうか。

「バッティングに関しては、入ったときから言うことはなかった。コイツ誰に教わったんだ? っていうレベルで(笑)。オレと同じ左打ちとして、とても好きなタイプの選手でした。最短距離でバットを出すし、テイクバックがある程度大きくて、割れ(※グリップがトップの位置に)がバッと入る“プロで打てる打ち方”をしてましたから」

 打撃も投球同様に「完成していた」というわけである。

◆二桁勝利・二桁本塁打を達成しベーブ・ルースに近づいた2014年

 プロ2年目の2014年にプロ初完投・初完封を含む11勝4敗、投球回数155.1、179奪三振、防御率2.61。

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