「菅総理はトップの器じゃない」パンケーキにダマされた<後編>



◆官房長官ぐらいが適任だった?

――やはり、菅首相にとっては官房長官が適任だったのでしょうか。

内山:ただ、官房長官としてのやり方が国民にとっていいものだったかどうかということはまた別です。前川さんや古賀さんによる圧力の実態の証言を聞くと、そのやり方は得体が知れないというかちょっと怖いです。

 そして、その自分たちが「やる」と決めたことを、国民のためであるか否かは別として、何としてでもやり通すという姿勢は現政権にも引き継がれています。オリンピックの開催にしても国民に対してもう少しきちんとした説明があっても良かったのではないかと。

 周辺にいる人たちからすると、やっていることがあまりに場当たり的なので、まともな神経の人だったら「ついて行けない」という心境なのではないでしょうか。首相秘書官や西村大臣の秘書官も何人も交代しています。「この人だったらついて行ける」という信頼感は官僚たちの中にはないのかもしれません。

◆小選挙区制によって起きたこと

――1994年の小選挙区の導入がよくなかったのではないかというコメントが印象的でした。

内山:やはり、今の「人事を押さえる」政権運営は、小選挙区制になって自民党執行部の意見が強くなり過ぎている結果だとは思います。

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