ロスジェネ世代のそばに常にあるダイエットブームという呪縛と福音

ロスジェネ世代のそばに常にあるダイエットブームという呪縛と福音

イラスト/押本達希

―[ロスジェネ解体新書]―

 あらゆる年代の人がいる職場はまさに“世代のルツボ”。特に社会に出て間もない人にとって、過重労働が社会問題になっている時代にあって嬉々として“徹夜仕事”をしたり、なんでも電子化、レンタルできる世の中で“モノにこだわる”40代以上の世代は奇異に映るかもしれない。

 社会の文脈的に“ロスト”されてきた世代は、日々どんなことを想い、令和を楽しもうとしているのか。貧乏クジ世代と揶揄されつつも、上の世代の生態をつぶさに観察し、折衝を繰り返してきたロスジェネ世代の筆者ふたりが解説していく。

◆中年太りは社会悪? ダイエットは最後の恋心を満たす魔法か

「『わき腹についた贅肉のこと、ラブハンドルって言うみたい。ほら、僕のわき腹もムニュ〜とつまめちゃう!』。 先日、妻にこんな風におちゃらけたら、ビー玉のような目つきで『デブ!』と一喝されて……。なんとも言えない気持ちになり、改めて会社の同僚たちを見渡してみたら、思いの外、中年太りしてない同世代が多くて。みんな、ちょっと意識高すぎじゃない? 男40も過ぎれば代謝が悪くなり、若い頃のような体型でいられなくなって当然。あれ、違う!?」(44歳・証券)

 ステイホームを余儀なくされたコロナ禍、食生活の見直しや運動機会の創出など、生活習慣の改善に取り組む人が増えた気がします。

1 2 3 4 5 次へ

関連記事(外部サイト)