タリバン幹部は本当のことを言っているのか?会見の表情を分析

タリバン幹部は本当のことを言っているのか?会見の表情を分析

8月17日、会見するザビフラ・ムジャヒド氏(GettyImages)

◆「タリバンのルール」という言葉に込められた心情

 こんにちは。微表情研究家の清水建二です。8月17日、アフガニスタンの首都カブールにて、権力を掌握したイスラム主義組織タリバンによって初の記者会見が開かれ、タリバンに敵対していた集団への恩赦、統治体制、過激派対策、女性の権利、経済、表現の自由・報道に対する姿勢が語られました。

 中でも、アフガニスタンが再びテロの温床になるのではないか、女性の権利がはく奪されるのではないか、という懸念が高まっています。

 会見で報道担当のザビフラ・ムジャヒド幹部は、「アフガニスタンの国土を他者の攻撃に使うことは許さない…略…(国際社会が)我々のルールを尊重する限り」「女性の権利を認める…略…女性たちがシャリア(イスラム法)に則り生活を続けるならば」と説明しました。しかし、「我々のルール」や「シャリア」の具体的な内容については言及しません。

 そこで、ザビフラ・ムジャヒド幹部の表情に注目し、これら条件に込められた心情を推測したいと思います。分析に使用した動画は、以下になります。

<「アフガニスタンの国土を他者の攻撃に使わせない」 タリバン幹部が会見 2021年8月21日アクセス>

 ムジャヒド幹部は、アフガニスタンを他者の攻撃に使わせない、と発言をします。

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