「スマホで撮れば盗撮じゃない」盗撮犯のあきれた妄想を、専門家が解説する

「スマホで撮れば盗撮じゃない」盗撮犯のあきれた妄想を、専門家が解説する

盗撮犯"スマホは盗撮でない"

「スマホで撮れば盗撮じゃない」盗撮犯のあきれた妄想を、専門家が解説する

写真はイメージです

卑劣で巧妙な性犯罪である盗撮スマートフォンや安価な小型カメラの普及もあってか、検挙される件数はここ10年で倍増している(※)。その手口はますます巧妙化しているという。被害者のダメージはもちろん、自分も逮捕されれば大きなものを失うにもかかわらず、なぜ彼らは盗撮を続けるのだろうか。

 これまで2000人以上の性犯罪加害者の治療に携わった精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏(大船榎本クリニック)は、近著『盗撮をやめられない男たち』で盗撮の実態を明らかにした。榎本クリニックで治療する盗撮加害者521人の調査も行っている。加害者はなぜ盗撮に走り、やめられないのか。そのワケを『盗撮をやめられない男たち』より抜粋、構成した。

※盗撮事犯の検挙件数  2010年:1741件→2019年:3953件(警察庁生活安全局調べ)

◆盗撮犯の多くが抱える「認知の歪み」

 盗撮行為がエスカレートしていく理由のひとつに、「認知の歪み」が挙げられます。これは盗撮だけでなく、痴漢、窃盗症など依存症者に共通していえることです。私は「認知の歪み」を「問題行動を継続するための、本人にとって都合のいい認知の枠組み」と定義しています。

 彼らは、口では「もうこういうことはやめたい」と言います。問題行動をやめたいし、罪の意識を心の中では感じているのです。

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