<純烈物語>ついに公開!戦隊映画『スーパー戦闘 純烈ジャー』はスクリーンの垣根を超えたライブ<第113回>

ゼロから作るところにはいなかったから、できあがっているものにどんな面白い要素を足せばいいかを、ずっとやってきたんですね」

◆戦隊モノは面白く、日本の文化として誇れるもの

 東映ビデオに入ったのも『あぶない刑事』や『仁義なき戦い』が好きだったからであり、特撮に携わりたかったのが理由ではない。ただ、担当として向き合うと戦隊モノは面白く、日本の文化として誇れるものだと思えた。

 子どもの頃に見ていた世界は、このようにして作るのか、こうしてヒーローのキャラクターは形成されていくんだ、何よりもみんなが愛を持ってやっている。

 その奥深さを知るほど、作品を生み出す立場としてプレッシャーにはならなかったか聞いてみる。スーパー戦隊シリーズを愛するファンの思い入れは強い。常に応え続けるのは、なかなかのハードルである。

「僕は詳しくなかったからよかったんです。詳しい人は周りにいるので、守らなければいけない設定やツボは教えてもらえる。僕は新しいものを入れたがる方だから、伝統を引き継ぎながら新しいものを作ろうと思ってやりましたね。自分のような人間が入った方が、新しい血も入っていいんじゃないぐらいの気持ちで。だから、知らないことは知らないと割り切っていました」

◆東映の古きよきコメディー、トラック野郎や寅さん、網走番外地みたいな要素を入れたらどうか

 そうしたプロデューサーとしてのベーシックな姿勢があったから『スーパー戦闘 純烈ジャー』を肉づけしていく中でも周りの意見をよく聞いた。

関連記事(外部サイト)