小山田圭吾が“いじめ釈明”で語った 、“ワルに見せたかったお坊ちゃん”の軽率

1942-2013
*3 アメリカの音楽プロデューサー。多くの楽器を一斉に演奏することによって生む“音の壁”と呼ばれる独特のサウンドで知られる。1939-2021

◆裕福でオシャレなお坊ちゃん
 
 まずは、そこまでして小山田圭吾がかなぐり捨てたかった“イメージ”とは何なのかを見ていきましょう。
 親族に著名な芸能人を多く持ち、経済的にも文化的にも恵まれていた少年時代。青年期を迎え、小沢健二とフリッパーズ・ギターを結成。こちらも、世界的な指揮者、小澤征爾を叔父に持つセレブでした。

 2人の若き“上流”は、最先端からヴィンテージに至るまで、様々な洋楽を洗練された手法でコラージュしてみせました。「恋とマシンガン」や「Groove Tube」などの代表曲は、まばゆい光を放ち、”文化の中心地たる東京”のイメージに、多大な貢献をもたらしたと言えるでしょう。

 その影響は音楽にとどまりませんでした。ファッションリーダーとしても注目を浴び、ファッション誌やメンズコスメのCMに出演するなどして、当時の若者たちにとって、カリスマ的存在にもなりました。

 問題となった雑誌『クイック・ジャパン』(1995年8月)の「いじめ紀行」のリード文にも、<小山田圭吾といえば、数年前にアニエスb.を着て日本一裕福そうなポップスを演っていた、あのグループの一員だ。

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