ムロツヨシが“喜劇役者”を名乗るワケ。両親の離婚、長い下積み、借金を経験しても

母親にこうしてもらった、父親にこうしてもらったから今があるって言う人と同じなんですよ。両親がいなくなったから親戚に育ててもらった、そういう家庭環境だったからこそ、今、役者をやれてるんですよって話なんです。

――預けられた親戚の家はケンカが多かった。ケンカを止めるためにみんなを笑わせようとしたことが、のちに喜劇役者を志すことへと?がっていったそうですね。

ムロ:「子どもの頃、家でつらいことはありませんでしたか?」と聞かれたらひとつだけあって、ケンカが多いのはきつかった。そこだけはなんとかしたかったし、自分が中和剤になれたらいいなぁと思って、笑いを武器にするようになりましたね。

◆人は笑っている間は怒れないんですよね

――『ムロ本、』にある「人は笑っている間は怒れない」って、さらっと書いていますが、すごい発見ですよね。竹中直人さんはどうかわからないですけど(笑)。

ムロ:伝説の「笑いながら怒る人」ね(笑)。それは日常では不可能なことなんだと知っているから、竹中さんはああいうネタができたのかもしれないですよね。

――ただ、そういった生い立ちを語ってしまうと、見る人がそのイメージに引っ張られて笑いづらくなるんじゃないか、という怖さはありませんでしたか?

ムロ:ありました。

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