「給料が上がる見込みは低い」“貧困正社員”が多数生まれる未来とは

「給料が上がる見込みは低い」“貧困正社員”が多数生まれる未来とは

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かつては安泰の代名詞だった正社員。だが、彼らの大半は“負け組”予備軍だった。70歳まで働く未来を想定し、「なんとか会社にしがみついてやり過ごす」というスタイルはもはや通じない。負け組正社員が立たされる戦慄のリアルとは? 今回は出世&給料について掘り下げる。

◆出世という概念は消滅!? 貧困正社員が多数生まれる未来

 正社員が年収を上げるためには昇進・出世が必要不可欠だった。だが近未来では、出世できる正社員は全体の1割程度。9割の正社員は、出世という概念さえない世界で働くことになるという。

「ジョブ型雇用へと舵を切る企業が増加するためです。ジョブ型雇用とは、担当する職務内容(ノルマ)を明確に定義し、職務の大きさに応じて報酬が支払われる雇用形態。つまり、今までの年功的給与はなくなり、職務が変わらない限り給与は上がらない。

 これまで日本ではプレーヤーとして成果を出した社員が管理職へと出世するのが常でしたが、ジョブ型雇用での管理職はプレーヤーからの登用ではなく、“マネジメントのプロ”の要件を満たすエリート社員が務めるようになる。

 つまり、マネジメント層に入れない限り、出世とは無縁のまま現場でノルマに追われ続ける社会人人生を歩むことになります」

 そう語るのは人事ジャーナリストの溝上憲文氏。

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