「ギスギスしていたけど勝っていた」落合博満監督が築いたドラゴンズ黄金期の裏側を番記者が語った

「ギスギスしていたけど勝っていた」落合博満監督が築いたドラゴンズ黄金期の裏側を番記者が語った

2011年、優勝を決めた横浜スタジアムでドアラと共にファンに手を振る落合氏

我が道をゆく姿は「オレ流」と呼ばれ、時には「変人」扱いされることもあった落合博満氏の素顔とはどんなものだったのだろうか。そんな落合博満という一人の野球人にスポットを当て話題になっている『嫌われた監督』著者、鈴木忠平氏にSPA!はロングインタビューを敢行した。

 前編では、落合氏とのやり取りから垣間見えた意外な素顔を中心に語ってもらった。後編では当時のチームの内情からGM落合博満、そして次期中日ドラゴンズ監督として招聘されている立浪和義氏についても話を聞いた。

◆「チームバッティングはするな」がチームのためになる

 一見するとベテランへの冷遇とも取れる交代も、適材適所を突き詰めた采配だったわけですね。

鈴木「個人を大切にするというか。川崎さんやマサさん(※山本昌)もそうで、マサさんが200勝に王手をかけてた時に、たまたま落合さんとタクシーで横浜スタジアムで向かっていたんです。その時に『お前、マサの200勝は1面なんだろうな』と訊かれまして。

 でもそれって自分はデスクでもないし、わかりませんと答えたら、『個人の積み重ねの記録を1面にしないとメディアはだめだ。そうでなきゃお前らにしゃべんないよ』と。それ僕に言われてもなぁって(笑)。

 和田さんの章で書いたのですが、和田さんに『チームバッティングするな』って言ったんですよ。

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