「馬だけではなく騎手も育てる」BCトレーナー矢作調教師の凄さに迫る

「馬だけではなく騎手も育てる」BCトレーナー矢作調教師の凄さに迫る

ブリーダーズカップが行われたデルマー競馬場

◆日本人調教師によるブリーダーズカップ制覇

 11月7日の朝、日本調教馬によるブリーダーズカップ2勝という吉報が飛び込んできました。ブリーダーズカップとは、様々なカテゴリーのチャンピオンをまとめて決める、アメリカ競馬の祭典のこと。1996年のタイキブリザードによる初挑戦から25年、日本競馬界の悲願が一つ達成されたのです。

 芝の女王を決定するブリーダーズカップ・フィリー&メアターフでラヴズオンリオーユーが歴史の扉を開くと、その約2時間後、ダートの女王を決定するブリーダーズカップ・ディスタフをマルシュロレーヌが勝利。

 この2頭を管理しているのが矢作芳人調教師です。矢作調教師といえば、過去に3度、リーディングトレーナーの座に輝き、2020年にはコントレイルで無敗の三冠を達成するなど、多くの競馬ファンに“一流調教師”として知られています。

 ですが、矢作調教師の真の凄みは、獲得タイトルや勝利数では測れない部分にあると筆者は考えます。早速、紹介していきましょう。

◆矢作調教師の凄み1 いろいろな生産者の馬で勝っているのが凄い!

 今現在、日本競馬はノーザンファーム中心に回っていると言っても過言ではありません。2021年11月9日までに行われた国内のG1レース17戦で、ノーザンファーム生産馬が10勝。

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