レガシィ人気復活の謎。太った5代目は不人気だったのに新型はさらに肥大化
2022年04月10日 08時53分 SPA!
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
◆時の流れに身をまかせ……
ちょっと前までは、デカくて幅が広いクルマは日本では不人気でした。言わずもがな日本は国土が狭いですからね。
だからこそ、レガシィのように進化とともに大型化していったクルマは、(国内では)ファン離れが加速。その姿を消しました。時は流れ、最近のクルマは昔に比べて幅はもちろんサイズも大型化。今なら、大型化して不人気になったレガシィにも出番あり!?
永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi
佐藤靖彦=写真 Photographs by Sato Yasuhiko
◆デカすぎて、売れなくなったはずのアウトバックが、再び売れ始めた理由
スバル・レガシィは、日本にステーションワゴン文化を根付かせた功労車。初代(’89年登場)は、「和製ボルボ」とも呼ばれました。
レガシィが爆発的に売れたおかげでスバルは経営難から立ち直り、現在に至っているのですが、そんなレガシィ、10年ちょい前から、国内ではまるで売れなくなりました。
理由は、デカくなりすぎたから。スバルは北米市場への依存度が6割以上という特殊なメーカーで、アメリカ人に好かれるクルマを作らなきゃオマンマが食えない。
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