完全試合を達成した佐々木朗希「記録とは無縁だと思っていたので、執着はなかった」

完全試合を達成した佐々木朗希「記録とは無縁だと思っていたので、執着はなかった」

4月10日、プロ野球最年少記録の20歳5か月で完全試合を達成した佐々木朗希投手

―[17の閃光〜佐々木朗希物語〜]―

◆大記録を達成した夜は“令和の怪物”も眠れなかった

 さすがの“令和の怪物”も眠りにつくことができなかった。4月10日、ZOZOマリンスタジアムでのバファローズ戦。佐々木朗希投手が完全試合を達成した。1994年の槇原寛己(巨人)以来、28年ぶり。21世紀に入って初めて。令和初の快挙となった。これだけでは終わらない。13者連続奪三振は日本新(メジャーも10者で世界新)。19奪三振はプロ野球最多タイとなった。

「午前4時には目が覚めました。いつもならベッドに入ったらすぐに眠りにつけるのに、眠気がまったくなかった。眠ったのはたぶん2、3時間ぐらい」

 偉業達成から一夜明けて午前9時にはグラウンドに姿を現し、入念に身体を動かした佐々木朗希は屈託ない笑顔で寝不足であることを明かした。

 試合後はいたって冷静だった。「(完全試合への)執着はなかった」とケロッと話し、「奇跡ですよ」と笑い、周囲からの「もう1回、完全試合を」の呼びかけに「もう大丈夫」と切り返した。そして試合後にメディア対応を行った後、帰路に着く際は普通の20歳の青年に戻り、夕食の選択に悩んでいた。

「きょう、試合前には夜はトンカツをテイクアウトしようとイメージしていたけど、どうしようかな」と言って、困ったように頭をかいた。

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