門田博光、江夏豊etc.昭和プロ野球のサムライたちは「取材時も意識的に圧をかけてくる」

門田博光、江夏豊etc.昭和プロ野球のサムライたちは「取材時も意識的に圧をかけてくる」

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◆プロ野球界でスジを通した男たちの光と闇

 門田博光、田尾安志、広岡達朗、谷沢健一、江夏豊……昭和のプロ野球で活躍したレジェンドたちの“生き様”にフォーカスを当てた書籍『確執と信念 スジを通した男たち』が4月17日に発売された。

 華々しく見えるプロ野球界においても、好成績を残したからといって必ずしもフロントやコーチ、監督になれるわけではない。サラリーマン社会と同様、擦り寄り、迎合することが球団に残る一番の近道と言われ続けている。だが、かつては理不尽な物事に対して己を貫き、正々堂々と立ち向かう選手たちがいた。

 己の正義を貫くことで、疎んじられもした。監督と衝突し、チームを追われたこともあった。メディアとの対立で虚像を語られることもあった……。けれど、自分を貫いた男の元に、最後には必ず人が集まってくる。そんな、矜持を持ち続けてサムライのような生き方をしたプロ野球選手たちの漢の生き様を深掘りする392ページに及ぶ一冊だ。

 なぜ「確執」をテーマにしたのか。なぜ今、この5人の生き様を追ったのか??。その真意を、著者である作家・松永多佳倫氏に伺った。

◆「確執は必ずしも”悪”ではない」

――なぜ今「確執と信念」というテーマで昭和期のプロ野球を切り取ろうと思ったのか?

松永多佳倫(以下、松永):人間の悩みの根源って、大半が“人間関係”だと思うんです。

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